自分なりの取引ルールを作れば安定したトレードができるようになる!

FXは2つの異なる通貨を一組のペアとして、外国為替市場の為替相場の為替レートの変動を利用し、お互いに売買を繰り返しながら利益を求めていく投資取引になります。
相場の変動を使った投資取引には、株取引や先物取引などがあり、相場取引には様々な投資取引の手法が存在しています。それらの手法の一つにサヤ取りというものがあります。

サヤ取りは裁量取引とも呼ばれています。サヤという言葉は江戸時代の米相場の頃から使われている言葉で、一般的に価格差の事を指し、FX取引や他の相場で使われるサヤとは、その利益差、いわゆる利ザヤを取ることから、サヤ取りと呼ばれています。

サヤ取りでは、2つの通貨ペアを同時に保持することを行い、その片方を買い注文から、もう片方を売り注文から、それぞれに同時に同じ数量の通貨で新規の注文を立てておきます。
この時に注文を立てる通貨ペアは、値動きが似ている物を選んでおくことがサヤ取りの成功の秘訣になります。
どちらを買い注文から立てて、どちらを売り注文から立てればよいのか、と判断に悩むことになると思いますが、通貨の価格が安い方の通貨ペアに対して買い注文から始め、通貨の価格の高い方に対しては売り注文から始めましょう。これでサヤ取りの準備が出来上がります。

この取引手法では、為替相場全体に対しての通貨価値の変動についてはあまりこだわりません。
通常の注文方法、いわゆる片張りの状態であれば、通貨の変動がそのまま利益や損失に結びついてきますが、サヤ取りの場合には、それぞれの通貨ペアの利損差が、取り引きの利益と損失の差になりますので、どんなに相場が荒れていようとも基本的にはあまり関係がありません。

2つの通貨ペアを、買い注文からと売り注文からとで保持していると、それぞれの通貨に利益と損失が出てきます。
売りと買いとでをそれぞれに注文を変えているために、片方が利益を含み、片方が損失を含む形になります。
このために、この2つの通貨ペアを両方同時に決済した時には、必ず利益と損失が発生します。この利益と損失を相殺し、利益を上回らせていくのがサヤ取りでの利益の出し方になります。

為替相場の上下動に関係なく、連動している通貨ペアを2つ同時に売買していくだけで利益が出ますので、一見するとメリットだらけの投資手法にも思えますが、サヤ取りにもデメリットがあります。

まずは単純に、通貨を保持している量が2倍になりますので資産も多くかかりますし、通貨を保持ている以上は為替相場の変動によるそのリスクも当然あるわけですので、そのリスクも2倍になります。
また、2つの通貨ペアに対して同時の発注と管理を行わなくてはいけませんので、そうした労力も大きく増えます。

このような事から、FXでサヤ取りを行う場合には、充分な時間的、資金的な余裕を持ち、為替相場の変動に対する知識を得てから挑戦することをお勧めします。